2008年9月アーカイブ

9月20日、キャンパスプラザで「10.19反戦集会」のプレ企画を開催、およそ100人が参加しました。私は司会を担当。

当日は、龍谷大学の戸塚悦朗教授が国際人権規約などを引用しながら、慰安婦問題をはじめ戦後責任問題を講演。平和憲法制定で、なにもかも理解されたというのは大きな誤解で、私は。憲法九条守れは思考停止のところがあると思います。戦争責任はあいまいなまま終わってしまいました。海外から見れば、そこがもどかしく、批判がでてくるのでしょう。戦前の体制が残存していなければ、問題は鋭い対決のかたちをとらなかったでしょう。

国際人権規約は新憲法制定後に、つくられて、この時差は大きいのです。残念ながら、平和憲法は海外の戦争に無関心です。そして、この憲法は同時に海外の人権侵害に無関心です。

 

9月23日、京都マンション管理評価検討委員会世話人会を都住研会議室で開催しました。

谷口仏教大学教授田村集改センター代表、西村ハチセ社長、安枝京都大学高田研究室助教、マンション管理士の多田さん、田原さん、そして事務局の,大島さん、以上8名。

マンション管理の評価をどう進めるか、がテーマ。次回の委員会が10月7日開かれるので、その準備のための世話人会でした。

・京都のマンションのビジョンを明解にうちだす

・そのビジョンに向かって、評価手法を構築

・しかし、当初は評価項目をしぼって簡単なランク付けスタート

・それは重要事項説明書からえられる情報をベースに

・一方、モデルマンションの紹介を心がける

この委員会の事務局を担当している<大島祥子さん>とは、いろんなところでご一緒させていただいてます。技術士(都市計画)という難しい資格をとって、実に多彩な活動を自ら企画、実行しています。感嘆。

この委員会のリーダー、谷口先生、田村先生とは第一次マンション問題研究会からのおつき合い。谷口先生はマンション総合研究会をともに設立し、阪神大震災被災マンション支援でも連帯した言わば同志です。立派なお仕事をしておられます。田村哲夫さん集改センター理事長も。マンション改修工事では全国的に見ても第一人者です。

 

アールエスティをはじめ、京都、滋賀の有力企業20社でマンション流通協会を設立し、2年前からマンション総合研究会の<京都マンションデータバンク>の開設、運営をバックアップしています。このHPは年間およそ10万組の訪問者がありますが、それにしては話題になってないようで、このHPの改善策について、検討会を9月10日、京都リサーチセンターで開きました。管理組合役員、管理士メンバーです。

HPでは、マンションの管理レベルが判断できるような情報を公開しようとしています。しかし、管理組合からの情報提供が低調なので、今のところ、マンション流通協会が仲介した物件について収集する重要事項説明書を主として転載してるのが現状です。

重要事項説明書からは、そのマンションの改修工事履歴、積立金残高、規約の概要、管理形態などがわかります。この情報を公開するだけでも、管理を評価する市場形成に前進するでしょう。

管理を市場が評価し、全体として管理レベル向上に結びつくというのが着想なのです。

20年以上になりますが、地元有力企業経営者7社でF1会を構成しています。メンバーはアールエスティ狩野コーポレイション京朋住建建都住宅販売JJサービスハチセ都ハウジングの各社です。狩野、松本、井上、尾中、西村、岡本の各社長が毎月、例会を開催して市況情報の交換や経営戦力、営業戦術などを腹蔵なく率直に話し合います。強固な信頼関係をベースにしたすばらしい会合です。

9月18日、その例会がありました。リーマンブラザースの破綻が話題になりました。今、世界同時に不動産市況が下落に転じています。これまでなかったことです。大転換期に入りつつあるのでしょう。予測がまったくつかない事態です。米国が一転、税金を投入することを決断し救済に乗り出しましたが、中枢にいる人は変化に疎いものです。これまでの歴史が示しているように、帝国の崩壊は危機感の欠如からでしょう。

ところで、昨年「サブプライムローン問題」が騒がれだした頃、証券化が世界を巻き込んだと識者が解説していました。しかし、私は納得いかなかったのです。なぜなら、証券化はたしかに関係者を増やしたのでしょうが、元本は増えません。低所得者向けにむりやり住宅を買わせて、その住宅ローンが行き詰まったからと、たいへんわかりやすい話しですが、随分乱暴な議論なのです。低所得者向けの住宅ローンが破綻したからといって、金融機関が動揺するでしょうか。全体の融資の一部の問題ですし、住宅ローン全体に占める割合、また担保で回収できる割合など考えれば金融システムを混乱させるような事件にはならないわけで、私たち実務家にとうてい、納得できないのです。

今わかりかけたのは不動産市場全体が低迷、下落しているのですね。そして、米国にお金が集まらなくなってきたのですね。

これは一大事です。考えてみてください。紙切れのドルを発行しつづける事ができるのは、ドルをいつでも、株や不動産、国債などにヘッジできるからです。その意味で米国は自由国家です。ドルも下がり、不動産も下がり、株も下っています。これも史上初めての出来事です。

いよいよ、ドル本位制からあらたな世界通貨体制再構築の時期が訪れていると見るべきでしょう。

さて、京都の市況ですが、価格下落にともない低価格帯の物件が中心に動いています。それでも不動産業者は在庫整理に苦心、売っても赤字か利益が出ないので、どうして乗り切るか、市場動向分析に余念がありません。

先日、戸数が一桁のマンションの年次総会に出席しました。RSTグループのマンションライフサービス(株)が事務管理を受託しているからです。

実は私はマンション管理士試験に合格し、この会社を通じてマンション管理業務に携わっています。

このマンションでは、一人問題のある入居者がいて、親しくしている折田泰宏弁護士に管理者就任を依頼、また管理者をバックアップするため管理会社として業務を行なっています。半ば、ボランティアです。管理組合役員になる人がいなくなって、たいへん危機的な状況になったからです。

小規模マンションでは、一部の所有者との深刻な対立が生じると、管理組合が機能しなくなる可能性が少なくありません。権利が対等なので、なかなか多数決というわけにはいかないのです。なにより、理事長など管理組合役員のなり手がなくなります。そうなると、コミュニティは崩壊、管理が放棄されるような事態を招きます。

このマンションでは、私たち専門家がマンション住民を支えて、総会決議が実行できるようななりました。このような管理形態を管理者方式と読んでいます。折田弁護士とは第一次マンション問題研究会以来、30年以上の付き合いになります。阪神大震災でもともに被災マンション復旧のため、ボランティアで活動しました。折田弁護士は今年、日本マンション学会会長、いっそうのご活躍を期待します。

親しくしている滝本洋一郎さんは中秋の名月と鴨川の床をモチーフにして、百景酔暦を企画されました。企画は終了していますが、ぜひこの企画を続けていただきたいのでご紹介します。床を出している料理屋さんが11店。なじみの、「梅むら」「きた村」も参加。この床は木屋町や先斗町だけのもの。木屋町や先斗町は祇園とはちがって、人なつこいところが好きです。

先斗町を真中に、御池通を上がったところ、四条通をさがったところは風情たっぷりです。道や店がほどほどの大きさなのがよいのです。

銘酒でおすすめは、秋鹿竹泉などは吟醸、交野桜大治郎七本槍などは生酒。穏やかな香り、程よい酸味が味わえます。なかでも交野桜はアミノ酸の値が高く、濃醇なコクとインパクトのある酸味が特徴。日本酒を、見直してましょう。

秋鹿は父が好んで飲んでいるお酒です。実は姪の夫が好きで、手土産によくいただいたのです。酒が大好きなので、父親といつも盛り上ったものです。今は飲む相手がいなくてさびしそうです。

山内徳信

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寺町通丸太町上ル<洛陽教会>で9月13日、沖縄県出身の参院議員、山内徳信さんの講演会があり参加。山内さんは住民に推されて教員から読谷村長になって、小さな自治体を率いて巨大な米軍基地撤去の実績をつくった、伝説的な人物です。話し始めたらとまらない。当日もキューバのカストロを思わせるように、熱のこもった演説が果てしなく続きました。

私が沖縄にこだわるのは、戦後精神形成上、日本が極めて特殊な過程を辿ったからです。ドイツやイタリアは旧国家が徹底的に解体されました。敗戦でしたが、日本は国家体制が残存し、敗戦をふくむ戦争責任はあいまいなまま現在にいたているのです。靖国神社の公式参拝が問題になるようなことはドイツやイタリアではまったく考えられないのです。靖国神社が一神社として残っているのであればなにも問題はないのですが。

沖縄では地上戦があり、住民の三人に一人が亡くなっています。そして、大事なことは沖縄では新憲法が適用されなかったことです。ここは肝心なところです。

戦後、どさくさにまぎれてあっという間に新憲法が制定、公布され、非戦国家を宣言することにより、大半の人たちが戦争責任から免れたという錯覚が生じました。ここから、戦後精神形成の問題が生まれたのです。私は、憲法九条を守れと単純には考えられません。「占領下の憲法制定は無効」という右翼の論理にも一部、うなずける内容はありますね。話が長くなるので、続きはまた。

天竺はおすすめ

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9月12日、新入社員の歓迎会を祇園「天竺」で開催。

中華料理ながら、天竺(印度の別称)とはいかに。お料理は盛りだくさん、しかも比較的あっさりで京料理との融合。4階の西南角部屋を用意していただく。この部屋からは祇園会館や一力など、祇園の町並みを一望でき素敵です。10人ぐらいの会合にはぴったり。

ビールはサッポロ、しょうこう酒はオリジナル「天竺8年陳」。お気に入りです。少人数から60人ぐらいまで、大小の部屋が有ます。おかみさんがほんとうにかわいらしいのです。おかみさんもお気に入りです。

一番新しい社員といっても、54歳のなぜか独身。在籍社員もほとんど60歳前後、この1年の新人も60歳前後が中心。さすがにPC部門の二人は、20歳代の女性。当社は女性の方が多数派。さて、社員のうち、ご夫婦は一組、あとは独身のような、そうでないような。ユニークな社員構成だとあらためて思いました。家族構成の変化は当社の社員の家族構成に現れています。

このユニークなメンバーで、不動産仲介業とマンションなどの管理業で社会に貢献しようと努力しています。当日は、NHKの番組放映直後、出演した奥さん(アールエスティ本店責任者)の話題で盛り上がりました。テレビをみたお客様からさっそく電話「奥さん、さすがに天野さんのスタッフ、しっかりしてました」とお褒めの言葉。テーマは「不適格マンションの流通と管理問題でしたが。

楽しい仲間です。会社も楽しくやっていけたら本望です。

 

国際反戦デー

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9月10日、秋に企画している「10.19反戦集会」実行委員会に参加。去年、学生時代の友人たちと「10.21国際反戦デー」をなつかしい円山野外音楽堂で開催し、1000人をこえる大きな集会になりました。実に三十数年ぶり。二回目もと準備をすすめています。平均年令、60歳のメンバーです。

今年は、10月19日開催予定。豊田勇造さんのライブが楽しみです。彼の歌を7月4日、拾得で随分久しぶりに聞きました。真宗僧侶の企画「まつろわぬ者たち」の行事の一部でしたが。豊田さん「あの立命の天野さん」と思い出してくれました。

9月9日、私が運営委員をしている都住研の総会、例会がありました。例会は「環境共生のまち・京都」のタイトルで大島仁京都市地球環境政策監が講演。「木の文化の世界首都・京都」などのお話があり、新景観政策は温室効果ガスの大幅な削減におおきく貢献するとのことです。国の資金が京都市のあたらしい挑戦的な施策に投入されようとしているようです。講演の中で、内閣官房の担当官が「新景観政策は京都特区ですね」と評価した発言を引用されていました。

この新景観政策はあらたに既存不適格建物を大量に生み出します。かって、建築基準法の施行により道路に接面しない路地奥建物が既存不適格になり、今は「再建築不可」物件でローンはつかず、市場価値がつかない状況となっています。売れずにただ朽廃するのを待つばかりです。新景観政策によって、ふたたび同じ道を歩むとしたら、都市の活力を奪うことになるのは自明でしょう。だれしも恐れることろです。

新景観政策の実施により、町づくりが進むのはおおいに期待しますが、既存建物の維持、もしくはレベルアップもきわめて重要なテーマです。私は大島さんに対して、議論を仕掛けましたが、うまくかわされました。既存不適格建物の対策には国レベルの法改正が必要で、一自治体で議論を深める事ができないのはわかります。しかし、この問題にこそ、「京都特区」という発想が必要でしょう。

この9月1日、新景観条例施行1年を経過。私は先に、京都府宅地建物取引業会川島会長スミヤ不動産社長の直参として、新景観政策見直し要求に力を注ぎ、各紙が大きく報道しました。

今日(9/11)、NHKが新景観政策1年を振り返り特集番組を作るというので、来店し取材。アールエスティは<マンション流通協会>の中心メンバーです。当社本店責任者、奥がインタビューを受けました。中古マンションは築年数を経ても、実際に下見すれば管理がよいことが確かめられ、買っていただけたのです。中古マンションは新築と違って、目で見てわかるのがよかったのですが、新景観条例後、次に売れるかどうか、建替えで混乱しないか、不安が強くなり、管理がよいとわかっても買わなくなってきました。困ったことです。都心のマンションはほとんどいわゆる「既存不適格」です。不適格マンション懇談会のHPをご覧下さい。建替え支援策が明解にならないと、管理がよくても築年数だけで判断されるたいへん危険な時代の到来が必至です。管理のよいマンションがその価値を維持できるよう、京都市の新たな施策を求めたい。建替えに既得権を認める、出て行かざるをえない人への補償、説得力のある思い切ったマンション政策が必要でしょう。NHKの特集は明日(9/12)午後6時から放送される予定です。

9月11日、住友信託銀行京都支店不動産部と地元有力会社とで構成される<いずみ会>の例会が行われました。そこで、京都市中心部「田の字」エリアの地価について、情報交換。新景観政策実施前後から、地価は下がり始め、なお1年~2年は下がりつづけるのではないかとの意見が大勢でした。買い手が不在のまま、売買が成立しない状況が続いているのです。

烏丸通や四条通に面する一等地は、坪@400万~500万あたり、バブル崩壊後の底値まで下がりきるとの悲観的な見方が少なくないのです。京都はたいへんな様相を呈してきました。地価の動向から、目が離せません。

9月10日、恒例の旨酒の会が寺町通四条下ル彌光庵でありました。主催者の瀧本さん(タキモト副社長「旨酒」の著者)は、熊本の銘酒を揺るがした三和フーズ汚染米使用問題について、「だまされた、はおかしい。原料の米の品質はプロなら見ればわかる」と激怒、安易な経営姿勢を批判。

事ほど左様に、酒作りは本来の姿から変質しているのだそうです。瀧本さんによれば、日本酒が旨くなくなった理由が四つ。①は税務署のよる等級制度。「銘酒」が二級酒だった事がよくあったそうです。贈り物には特級酒とはおかしな話で、味とは無関係でした。酒は長い間、徴税の手段となっていたのです。②桶買い。地酒が全国メーカーに買い取られてまぜられて、市場に売り出されているのです。おかしなことですね。③ろ過材の使用。商品ルートが長くなり、鮮度を保つため、ろ過材(活性炭)を使用したことです。④醸造用アルコールの使用。戦争中の悪い習慣を戦後も利益のため、続けているのです。

さて、全国の銘酒を楽しむ会、次回は10月15日(水曜日)午後7時半からです。また、観月会をかねて、旨酒の会の特別例会を9月17日夕方、開催します。彌光庵361-2200まで、お申込みください。(すみません、雨模様で中止となりました。)

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